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愛里沙の心理学ツアー恋って?

じゃあ、今日はここまで
続きはまたこの次に会えた時にでも、そう言って教授の講義は終わった。
『ふー、やっと終わった。ネェ愛里沙お昼はどうする』そう呼ばれて愛里沙は、今日は用があるからと言って一人だけ別行動をとっていた。

いつもの行きつけの喫茶店で、これもまたいつもの席に座り、いつもの一つと言うとボンヤリと足早やに通り過ぎていく人達を眺めていた。
そういえば、今日は少し空気が思い、水分をタップリと含んでいる感じが愛里沙の肌にも感じて取れた。
『ハァ…』愛里沙は溜め息をつくと、キャラメルマキアートの模様を眺め、そして一口、口をつけた。
愛里沙は今日、どうしてもいつもの様な気分には成れなかった、朝のあの電車の中での出来事が頭から離れず、気分を憂鬱にしていたのだ。

…『あー、ヤバイ遅刻しちゃうよ』愛里沙は朝、寝過ごしてしまい慌てていた、普段はそんな事はないのだが、昨日飲み過ぎたようだ。
改札を過ぎ、近場のドアに駆け込んだのだが、それが良くなかった。
気が付けば、周りを男性に囲まれ身動きが取れなくなっていた。
そのうちに、愛里沙は自分の太股の辺りに違和感を覚え、あっ!と声を出した。
痴漢だった、いつもは女性専用車両に乗るのだが
、今日の愛里沙にはその余裕がなかった。
愛里沙が困るのと反比例するかの様に、相手の触り方もエスカレートしてくる。
愛里沙は我慢できなくなり声をだそうとした、正にその時『おい!あんた何してるんだ』と言う男の声がした。
気が付けば愛里沙の前で座席に座って居た男が立ち上がり愛里沙の後に向かって声をかけていた。
助けられた事はありがたかったが、それ以上にその行為のターゲットになった自分が嫌だった。
そんなことがあって、愛里沙は今日、なかなかいつもの様な気持ちには、なれなった。
『お礼も言えなかったな…』愛里沙はそう呟くと再び外に目を向けた。
しばらく、ボンヤリと外を眺めていると、愛里沙の視線がピタッと止まった。
『あれっ、あの人今朝の…』愛里沙の視線の先には、今朝あの電車の中で愛里沙を助けた男が歩いていた。
愛里沙は慌てて会計を済ませると、店を飛び出した。
早くしないと見失っちゃう、愛里沙は心の中で叫びながら走りだした。
走りながら、愛里沙は自分の中で何かが変わる様な気がして、不思議な気持ちを感じていた。

こうして、愛里沙の少し切ない恋の始めの1頁がめくられた。

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Author:じぞう
ずっと好きでいたいから・・・
大好きな人への隠すことの出来ない思いを、書き綴っていく事で、毎日を幸せに生きていきたいと願う日記です。
・・・もうひとつ、BoA子ガンバレ!ずっと応援するよ。。。

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