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愛里沙の…その二

愛里沙は、何とか男を見失わずに追い付く事が出来た。
『すみません』愛里沙が声を掛けると、男は振り返った。
愛里沙は、間違いない今朝の人だ、そう確信した

愛里沙は、振り返った男にもう一度『すみません。あの今朝の方ですよね』恐る恐る声を掛けると、男は一瞬警戒したようだったが、直ぐに笑顔になり
『あぁ、朝の…もう大丈夫?』そう言って微笑んだ。
愛里沙は、優しそうな人だな、そう思った。
愛里沙の直感は意外と当たる、それには愛里沙自身少なからず自信があった。
『私、お礼も言えなかったから…、また会えてよかった』愛里沙は何故か嬉し<なり、泣き出してしまった。
『どうしたの?』心配そうに見つめる男に愛里沙は、笑顔を見せると
『どうしたのかな?私にも解りません。でも嬉しくて』
『それは光栄だな』男はそういって笑った。
愛里沙はお礼がしたいしこの男と少し話てみたいと思い、男を先程の喫茶店に誘いしばらく話をすることに決めた。
愛里沙がその事を話すと男は快く返事をしてくれ、二人は今来た道を戻り始めた。
店に着くと愛里沙はいつもの席が空いているのを確認し、男を席まで案内すると馴染みのウェイターにオーダーを注げた。
『私はマキアート、貴方は何にする?』と男に聞くと、男は『俺はブラジルがいいな、無ければブレンドで』それを聞いて愛里沙は、ウェイターにじゃあそれで頼むねと言って、男の方を振り返った。
『さてと私は愛里沙、片山愛里沙って言います。そこの福祉大で心理学を習ってます。貴方はどなた?』愛里沙はそこまで言うと、前に座って茫然としている男に尋ねた。
『突然だな』びっくりした様に男は言うと、それでも愛里沙の問いに答えはじめた。
『俺は堀場悟郎って言うんだ一応売れない絵かきをしてるんだ、余りにも本業が利益に成らないから、副業で生活してる』
そこまで聞いて愛里沙は、だから冴えないんだ。
そう言って笑った。
『君は、ストレートな娘だね。確かに冴えないのは事実だから、しょうがないか』悟郎と名乗った男はそう言って愛里沙と一緒に笑った。
『ごめんなさい…、そんなつもりじゃなかったんだけど、余りにもピッタリだったから、驚いちゃった』
二人は、しばらく自己紹介等しながら、話を続けた。
『ゴローちゃんさぁ、メアド交換しよう。私、ゴローちゃんの事気に入ったよ』それを聞いた悟郎は『僕も君には興味が湧いてきたよ』そう言って二人はアドレスを交換した。
別れ際に愛里沙は『ゴローちゃん、今日はありがとう』と言って、悟郎に手を振った。
それを見た悟郎は、ニコリと笑うと、愛里沙と同じ様に手を振った。
手を振りながら悟郎は『不思議な娘だ』と呟いていた。

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大好きな人への隠すことの出来ない思いを、書き綴っていく事で、毎日を幸せに生きていきたいと願う日記です。
・・・もうひとつ、BoA子ガンバレ!ずっと応援するよ。。。

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